本日、米国株市場は主要企業の決算発表に注目が集まりました。特に、アムジェン(AMGN)がEPS5.29ドルで予想の4.83ドルを上回り、AMDも1.53ドルで1.33ドルを上回ったことが市場にポジティブな影響を与えています。しかし、マグニフィセント7の株は全体的に下落し、特にマイクロソフト(MSFT)が2.9%の下落を記録しました。S&P500は多くのセクターが下落した中で、全体としては小幅な変動に留まりました。
マーケット環境ダッシュボード
米国10年債利回り
様子見
4.28%
横ばい
影響度
信頼度
原油価格(WTI)
中立
$63.21
+1.7%(1日)
影響度
信頼度
VIX(恐怖指数)
通常範囲
18.0
+10.2%(1日)
影響度
信頼度
200日移動平均線
強気トレンド維持
0/3 下回る
SPY 上回る(+7.8%)、QQQ 上回る(+7.4%)、DIA 上回る(+9.0%)
影響度
信頼度
銘柄ブレッドス(50日線)
裁量買い停止圏
63%
43/68銘柄が50日線上・20日線 59%・+2.9pp(5日)
影響度
信頼度
プット/コール比率(5日)
警戒
0.75
コール優勢・横ばい
影響度
信頼度
※シグナル分析であり、投資助言ではありません
セクターパフォーマンス推移 (Base=100)
1W
1M
50D
3M
6M
1Y
ALL
本日のマーケットイベント
主要ニュース
CoreWeaveは強い四半期決算を発表したにもかかわらず、先行きの売上見通しが投資家の不安を誘い株価が下落しています。同社は売上で予想を上回り、2026年のARR目標および年次収益目標を再確認しました。CEOのマイケル氏は金融やロボティクスなど新たな業種からの需要が旺盛だと述べ、受注残が400億ドル拡大したことや、構築中のインフラが稼働すれば営業利益率は第1四半期の約1%から第4四半期には一桁台前半まで回復すると説明しています。一方で、年初来で約90%上昇していた同社株に対して一部の投資家がガイダンスのペースに反応して売却に動きました。
テクノロジー分野の雇用とコスト削減も注目されています。Cloudflare(NET)はAIの導入に伴う効率化を理由に従業員の約5分の1の削減を発表しました。情報技術分野の雇用は16か月連続で低下しており、労働市場では若年層の被害が大きいと指摘されています。New Work Foundationのクララ・シー氏は、多くの新卒者が過小就労に陥り、企業が求めるAIネイティブな技能を欠いていると警鐘を鳴らしています。加えて、ハーバードやプリンストンを含む大学で利用されるポータルがハッキングされ、一時停止や機密データ流出の懸念が広がっています。
決算と企業戦略の話題も多彩です。Lyft(LYFT)は約50億ドルのブッキングと10億ドル超のフリーキャッシュフローを計上する記録的な四半期を報告し、CEOのデビッド・リッシャー氏は国際展開やパートナーシップ、エンジニアによるAI活用の拡大が速度(ベロシティ)を高めると説明しています。資本市場では、ソフトバンクが当初計画していた100億ドル規模のローン担保証券の規模を約60億ドルに縮小する見通しが伝わり、バイドゥ(BIDU)のチップ部門は約150億ドルの企業価値を目指すデュアルIPOを進めており、アジアでのチップ・AI関連資金調達が続いています。
地政学とサプライチェーンの摩擦が投資家心理に影を落としています。CoreWeaveはNVIDIA(NVDA)との関係を強調しつつ、NVIDIAの商業的選択はインフラ需要の強さを裏付けると述べ、データセンターの供給先多様化と自社構築の加速で特定サイトへの依存を低減すると説明しています。対中政策では、米国防総省が中国の半導体企業を含むブラックリストを一時公表してから撤回した経緯があり、輸出管理や許認可をめぐる不確実性が改めて浮き彫りになりました。その他、AI需要向けに原子力発電を再活用する動きや、ステーブルコインの国際送金での実需拡大が限定的である点も今日の注目材料です。
決算発表
アムジェン(AMGN)
EPS: $5.29 vs 予想 $4.83 (上回る)
AMD
EPS: $1.53 vs 予想 $1.33 (上回る)
スーパーマイクロ(SMCI)
EPS: $0.69 vs 予想 $0.50 (上回る)
AI・テクノロジーセクター分析
AI・テクノロジーセクターは、マグニフィセント7の一部が厳しい結果を受けて弱含みとなっています。特に、半導体サプライチェーンが2.6%下落し、NVIDIA(NVDA)が2.8%の下落を記録しました。この一方で、企業向けソフトウェアセクターは苦戦を強いられ、Salesforce(CRM)やServiceNow(NOW)がそれぞれ6.8%、7.0%の下落を見せています。市場全体のAIツールに対する懸念が広がる中、影響が拡大しています。
強いセクター
フェデックス(FDX) +5.4% (20d: +14.8%), UPS +1.4% (20d: +6.3%)
エクソンモービル(XOM) +3.9% (20d: +18.7%), シェブロン(CVX) +2.3% (20d: +13.7%)
ユナイテッド航空(UAL) +3.3% (20d: -5.7%), デルタ航空(DAL) +2.0% (20d: -2.5%)
ベライゾン(VZ) +3.7% (20d: +16.8%), AT&T(T) +2.0% (20d: +11.5%), Tモバイル(TMUS) +1.4% (20d: -0.5%) [<50MA]
ネクステラ・エナジー(NEE) +2.9% (20d: +9.6%), サザン(SO) +2.2% (20d: +3.0%), デューク・エナジー(DUK) +1.8% (20d: +3.3%)
警戒セクター
アクセンチュア(ACN) -9.6% (20d: -12.6%) [<50MA], IBM -6.5% (20d: -2.7%) [<50MA]
ジースケイラー(ZS) -6.3% (20d: -15.3%) [<50MA], パロアルトネットワークス(PANW) -5.2% (20d: -10.6%) [<50MA], クラウドストライク(CRWD) -3.9% (20d: -8.0%) [<50MA]
ブッキング(BKNG) -9.3% (20d: -13.2%) [<50MA], マリオット(MAR) -0.3% (20d: -1.1%)
アドビ(ADBE) -7.3% (20d: -19.1%) [<50MA], サービスナウ(NOW) -7.0% (20d: -26.2%) [<50MA], セールスフォース(CRM) -6.8% (20d: -25.3%) [<50MA]
ASML -3.2% (20d: +12.4%), ラムリサーチ(LRCX) -3.1% (20d: +11.2%), アプライドマテリアルズ(AMAT) -3.0% (20d: +7.7%)
セクター詳細分析
物流セクター(FDX)は、5.4%の上昇を記録し、株価は353.43ドルとなりました。過去20日間のトレンドも10.5%の上昇を見せており、全体的に強いパフォーマンスを維持しています。
エネルギーセクター(XOM)は、3.9%の上昇を記録し、株価は143.73ドルに達しました。エネルギー価格の堅調さがこのセクターを支え、20日間トレンドも16.2%の上昇を見せています。
航空セクター(UAL)は、3.3%の上昇を見せ、株価は110.86ドルとなりました。航空旅行の需要回復が期待されており、今後の成長が見込まれています。
テレコムセクター(VZ)は、3.7%の上昇で46.25ドルに達しました。通信需要の増加がこのセクターを後押ししています。
一方で、企業向けソフトウェアセクターは、CRMやNOWの影響を受けて厳しい状況にあり、CRMの株価は196.38ドルで6.8%の下落を見せています。20日間のトレンドは-20.7%に達しており、深刻な調整局面にあります。
市場全体の動向分析
米国株市場全体の動向を分析すると、24セクター中16セクターが50日移動平均線を上回り、8セクターが下回っています。 過半数のセクターが50日移動平均線の上に位置しており、中期的な上昇トレンドの健全性を示しています。 20日間パフォーマンスでは14セクターがプラス圏にあり、買い圧力が広範囲に及んでいます。
インタラクティブチャート
S&P 500 & NASDAQ 100 推移
1W
1M
50D
3M
6M
1Y
5Y
アクティブアラート
HIGH
エンタープライズソフトウェア -20.7%(20日間)下落
HIGH
ヘルスケア -12.1%(20日間)下落
HIGH
サイバーセキュリティ -11.3%(20日間)下落
HIGH
メディア・エンターテインメント -10.4%(20日間)下落
HIGH
サイバーセキュリティ -19.6% over 50 days
HIGH
6セクターが20日間で5%超下落: エンタープライズソフトウェア, ヘルスケア, ITサービス, ホスピタリティ・旅行, サイバーセキュリティ, メディア・エンターテインメント
HIGH
3 sectors declining >10% over 50 days: エンタープライズソフトウェア, サイバーセキュリティ, メディア・エンターテインメント
個別銘柄データ
マグニフィセント7(AI投資企業)
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半導体サプライチェーン
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インフラストラクチャー
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エンタープライズソフトウェア
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金融
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ヘルスケア
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小売
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ITサービス
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航空
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ホスピタリティ・旅行
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飲食
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物流
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産業
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サイバーセキュリティ
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半導体製造装置
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データセンターREIT
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公益事業
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エネルギー
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防衛・航空宇宙
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通信
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メディア・エンターテインメント
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バイオテクノロジー
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素材
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アナログ・組込み半導体
個別銘柄を表示
注目銘柄の値動き
本日の値動きが大きかった銘柄をピックアップします。 アクセンチュア(ACN、ITサービス)は株価$241.21で-9.6%の下落。 ブッキング(BKNG、ホスピタリティ・旅行)は株価$185.79で-9.3%の下落。 アドビ(ADBE、エンタープライズソフトウェア)は株価$271.93で-7.3%の下落。 サービスナウ(NOW、エンタープライズソフトウェア)は株価$109.77で-7.0%の下落。 パランティア(PLTR、エンタープライズソフトウェア)は株価$157.88で+6.8%の上昇。 これらの銘柄の動きがセクター全体のパフォーマンスに大きく影響しています。
リスク・投資機会の評価
リスク面では、7件の高レベルアラートが発動しています。 大幅な下落を示すセクターが存在しており、ポートフォリオのリスク管理を強化してください。
米国株市場の見通し
米国株市場は依然として不安定な状況にあり、特にエンタープライズソフトウェア、ヘルスケア、サイバーセキュリティなどのセクターが厳しい状況にあります。現在、アラート数は高い水準を維持しており、ブレッドス指標でも50MAを下回るセクターが多く見られます。新NISAでの米国株投資を検討する読者にとっては、リスクを考慮しつつも、長期的な視点での投資が重要になるでしょう。